
PCのCPU選びにおいて、AMDのRyzenシリーズはIntelのCoreシリーズと並ぶ選択肢として知られています。
しかし時々「Ryzenはやめとけ」「相性問題がある」といった噂を耳にすることがあります。
結論から言うと、現在では「AMD Ryzen」と「Intel Core」のどちらを選んでも特に問題はありません。
この記事では、「Ryzenはやめとけ」という評判は本当に存在するのか、実際の利用者の声をもとに検証していきます。
また、Ryzenの人気モデルや支持されている理由についても詳しく解説します。Ryzen搭載PCに興味がある方やRyzenについて疑問をお持ちの方はぜひ参考にしてください!
Ryzenでコスパに優れたおすすめCPU
モデル |
|||
---|---|---|---|
価格 |
34,627円 |
58,456円 |
76,126円(中古は3万円台) |
ベースクロック |
3.4GHz |
4.5GHz |
3.8GHz |
ブーストクロック |
4.6GHz |
5.4GHz |
4.6GHz |
コア数 |
8コア16スレッド |
8コア16スレッド |
12コア24スレッド |
おすすめ用途 |
最新ゲームを60fps以上安定でプレイ |
ゲームを最高画質でプレイ |
動画エンコードなどのクリエイティブな作業 |
AMD Ryzenとはなにか

Ryzenとは、半導体メーカーであるAMD社が開発・提供するCPUブランドです。
Intel社のCoreシリーズと同等の性能を持ち、PCの頭脳として重要な役割を果たしています。
Intelとの差別化ポイントとしては、キャッシュ容量を大幅に増やすことでグラフィックボードとのデータやり取りを効率化し、ゲーム内のフレームレート(fps)を向上させた「3Dシリーズ」などが挙げられます。
価格面でもIntel製品と比較してコストパフォーマンスに優れたモデルが多く、マザーボードのソケット(CPU取り付け部分)の形状が長期間変更されないという特徴があります。
そのため、CPU単体での交換・アップグレードが容易であり、自作PCユーザーから特に高い支持を得ています。
Ryzenが「やめとけ」といわれる理由は?
- 過去の相性問題が今でも続いていると誤解している人がいる
- 時期によってはIntelより価格が高くなることがある
実際には悪い評判はほとんど見つかりませんでした。
しかし、わずかに見られた批判的意見の多くは相性問題に関するもので、「数年前にゲームとの相性問題があった」という過去の事象を現在も事実として語る誤った認識によるものでした。
また、2024年10月頃には、Intel製品の不具合が影響してRyzen CPUが特需状態となり、一時的に価格が高騰しました。
この時期には、むしろIntelの前世代CPUがコスパ重視派から注目されていたため、タイミングによってはIntelよりも割高でおすすめできないという声もありました。
過去の相性問題が今でも存在すると誤解している人がいる
以前はIntel、NVIDIA優先でゲーム作ってたから
相性の問題とか出たみたいですが
今はIntelとAMDは拮抗してるから大丈夫なんじゃ無いですかね〜— アンテ@最近アカウントロックされる事が多いです (@CVN_21_2nd1) June 27, 2024
Ryzen発売当初は、クリエイティブソフトのAdobeシリーズやNVIDIA製グラフィックボードとの互換性に問題があり、動作トラブルが発生することもありました。
しかし、これは約7年前の話であり、現在では完全に解決されています。あらゆるパーツやアプリケーションとの互換性に問題はなく、快適に動作します。
今でも相性問題を理由にRyzenを評価している口コミは、最新の情報に基づいておらず、参考にすべきではありません。
時期によってはIntelより価格が高くなることがある
cpuどうしようか
ベンチマークを見る限りintelが良いがそれは制限なしの話で制限ありだとコスパはいいけどスコア微妙なんだよな
Ryzenも悪くないが今は少し値上がってて時期が悪い— KAGEMO (@sffps_kagemo) October 30, 2024
Intel製品の不具合が原因でRyzenへの需要が急増し、一部のRyzenモデルがIntel製品より高価になってしまうことがあるという指摘があります。
ただし、これは一時的な現象に過ぎず、基本的には同等スペックでIntelとRyzenを比較した場合、Ryzenのほうがコストパフォーマンスが優れていることがほとんどです。
Ryzenの良い評判やメリットは?
- コストパフォーマンスが優れている
- 3Dシリーズのfpsアップがハイエンドモデルに匹敵する性能を発揮
Ryzenの良い評判としては、価格に対して高いスペックを提供するコストパフォーマンスの高さが多くのユーザーから支持されています。
特に近年のゲーミングPC需要の高まりに対して、3Dシリーズが高い評価を得ています。
特に最新ゲームを快適にプレイするなら「Ryzenの3Dシリーズ」という選択が定番とも言えるほど人気を博しています。
コストパフォーマンスが優れている
奥さんのCPUを中古のRyzen 7 3700Xに更新したけどやっぱりコスパ良すぎだな
13980円でこの性能考えるとコスパ面だと5700Xとか全く比較にならない
RX6600XT詰んでるからこれ以上5CPU乗せる意味も別にないし
AM4マザーのそこそこなの新品で買って中古CPU積むのがやっぱり一番コスパいいわ
— M3@akiba (@M3akiba) August 3, 2024
Ryzenに関する口コミで最も多かったのが、Intelよりもコストパフォーマンスが優れているという評価です。
特にRyzenのCPUソケットは長期間同じ形状が維持されるため、マザーボードを頻繁に交換する必要がありません。
その結果、CPU単体の交換だけで手軽にシステム全体をグレードアップできる点も、コストパフォーマンスの良さにつながっています。
3Dシリーズのfpsアップがハイエンドモデルに匹敵する
Ryzenの人気シリーズである3Dシリーズは、コア数や動作周波数が同等のIntel製CPUと比較して、ゲーム内のフレームレート(fps)が大幅に向上しています。
ワンランク上のCPUやグラフィックボードを使用した環境に近い性能を発揮することが可能です。
しかも、上位モデルと比較して価格が抑えられているため、非常に高いコストパフォーマンスを実現しています。
特にグラフィック処理負荷の高いゲームでの効果が顕著であり、高性能なグラフィックボードと組み合わせることで、快適なゲーミング環境を構築できます。
コストパフォーマンスを重視するなら、プレイしたいゲームの推奨スペックを確認した上で、Ryzenの3Dシリーズを選択すれば間違いないでしょう。
相性問題や動かないソフトはある?

結論から言えば、現在Ryzenを使用することによって相性問題が発生したり、動作しないソフトウェアがあるということはありません。
ではなぜそのような噂が存在するのかというと、Ryzenが登場する以前はIntel製CPUがPC市場でほぼ独占状態(100%近いシェア率)だったため、多くのソフトウェアがIntel CPUに最適化されていたという背景があります。
現在はそのような状況は完全に解消されており、すべてのPCパーツやソフトウェアをRyzen環境でも問題なく快適に動作させることができます。
インターネット上で「Ryzenは相性問題が起きる」という内容の投稿を見かけても、鵜呑みにせず、最新の情報に基づいて判断することをおすすめします。
\ Amazonで商品詳細を確認! /
Ryzenでコスパに優れたおすすめCPUは?

Ryzen製CPUには型番があり、基本的には「Ryzen」の直後の数字が大きいほど高性能になります。
ただし、例えば「Ryzen 7 5700X」と「Ryzen 9 3900X」を比較すると、5700の方が数字は大きいものの、最高グレードを示す"9"を冠する3900の方がハイグレードでスペックも上回ります。
また、末尾に"X"が付いている場合はオーバークロック対応の高性能バージョン、"G"が付いている場合は内蔵GPUを搭載しているという意味になります。
ここではRyzenシリーズでコストパフォーマンスを重視する場合におすすめの3モデルをピックアップして紹介します。
Ryzenでコスパに優れたおすすめCPU
モデル |
|||
---|---|---|---|
価格 |
34,627円 |
58,456円 |
76,126円(中古は3万円台) |
ベースクロック |
3.4GHz |
4.5GHz |
3.8GHz |
ブーストクロック |
4.6GHz |
5.4GHz |
4.6GHz |
コア数 |
8コア16スレッド |
8コア16スレッド |
12コア24スレッド |
おすすめ用途 |
最新ゲームを60fps以上安定でプレイ |
ゲームを最高画質でプレイ |
動画エンコードなどのクリエイティブな作業 |
Ryzen 7 5700X

8コア16スレッドという基本的な高性能スペックを確保しながら、2024年11月時点で価格が2万円台と非常に手頃なため、入門クラスのゲーミングPCに広く採用されている人気モデルです。
同等スペックのIntel Core i5 14400が3万円を超える価格であることを考えると、極めて高いコストパフォーマンスを誇るCPUであることは明らかです。
価格が安いからといって最新ゲームをプレイする際に支障をきたすことはなく、RTX 4060Tiクラスのグラフィックボードと組み合わせれば、フルHD環境で144fpsを達成できるゲームも多数あります。
\ Amazonで商品詳細を確認! /
Ryzen 7 7700X

コストパフォーマンス重視の中級スペックPCに多く採用されているCPUで、『モンスターハンターワイルズ』などの最新ゲーム用にRTX 4070シリーズと組み合わせて購入するユーザーが多い人気モデルです。
8コア16スレッドと5700Xと同じ構成ですが、動作周波数が約1GHz近く向上しているため、処理性能が大幅に強化されています。
5万円台で上位中級(アッパーミドル)クラスのグラフィックボードと組み合わせられるCPUはこのモデルほぼ唯一の選択肢であり、将来を見据えて余裕のあるスペックのゲーミングPCを構築したいユーザーにとって最適な選択と言えます。
\ Amazonで商品詳細を確認! /
Ryzen 9 3900X

発売当初は非常にコストパフォーマンスの高いモデルでしたが、現在ではコア数では優位性を持つものの、動作周波数の差により7700Xの方が総合的な処理性能で上回るため、コストパフォーマンスは大幅に低下しています。
しかし、AM4ソケット対応CPUの中では依然としてトップクラスの性能を持つため、既にAM4ソケットのマザーボードを使用しているユーザーにとってはアップグレード候補として検討する価値があります。
現時点で新品を購入する場合、在庫が極めて少ないため価格が高騰していますが、中古であれば3万円台で入手可能なため、十分に検討の余地があります。
\ Amazonで商品詳細を確認! /
Ryzen搭載ゲーミングPCのおすすめモデル!

ここからは、ゲームプレイに適した安価なパソコンをご紹介します。
各モデルには固有の特徴や適している用途がありますので、自分のニーズに合ったものを選ぶ際の参考にしてください。
【エントリーモデル】初心者におすすめのゲーミングPC

GALLERIA RM5R-R46
- CPU:Ryzen 5 4500
- GPU:RTX 4060
- メモリ:16GB
- SSD:500GB NVMe
【メリット】
- 低価格ながら安定性が高い
- 高解像度でもカクつきにくい(標準設定で60fps程度のプレイが可能)
- 幅広いPCゲームを問題なくプレイ可能
【デメリット】
- 4K環境(100fpsを超え)には非力
約12万円という比較的リーズナブルな価格ながら、PCゲームを含むほとんどのPCソフトを快適にプレイできるスペックを備えたモデルです。
フルHD解像度であれば、最高画質設定でも60fpsをキープできるパフォーマンスを発揮します。
\ 公式ショップで商品詳細を確認! /
【ハイスペックモデル】鳴潮を最高設定で遊び尽くせるゲーミングPC

GALLERIA XA7R-R46T
- CPU:Ryzen 7 5700X
- GPU:RTX 4060 Ti
- メモリ:16GB
- SSD:1TB Gen4
【メリット】
- 最高画質+60fpsで安定動作
- MOD導入時も軽快に動く
- 性能と価格のバランスが秀逸
【デメリット】
- 4K再生(144Hz以上)には対応モニターが必須
ゲーミングのみならず、動画編集などのグラフィックも余すことなく堪能したいなら、「RTX 4060 Ti」を搭載したこのモデルがおすすめです。
4K解像度+最高画質設定でもストレスなく遊べるほどのスペックを誇ります。
重量級のPCゲームタイトルでも、標準~高画質設定でプレイ可能。
映像のキレイさとヌルヌル感、どちらも妥協したくないPCゲーマーに最適なゲーミングPCと言えるでしょう。
\ 公式ショップで商品詳細を確認! /
ゲーム向けの人気BTOショップ3社の特徴を比較
ゲーミングPCの購入を考えると、BTOショップの利用が主流ですよね。
しかし、大手BTOショップも数多くあり、どこで買えばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ゲーミングPCの性能や価格に、ショップ間で大きな違いはありませんが、選ぶポイントとしては、「デザイン」や「コラボモデルの種類」、「特典やサービスの充実度合い」などが挙げられます。
ここでは大手BTOショップ「ドスパラ」「マウスコンピューター」「フロンティア」の特徴やゲーミングブランドを紹介します。
ドスパラ - GALLERIA

eスポーツ大会向けのマシンも手がける「ドスパラ」が展開するゲーミングPCブランド、それが「ガレリア」です。
初心者からプロまで、幅広いユーザー層から支持を集めています。
ドスパラの最大の特徴は、迅速な納品対応。
需要が集中し在庫不足の場合を除き、ほとんどの製品が最短翌日出荷されます。
PCが早く欲しい!という方にオススメのショップですね。
また、人気VTuberや大手ストリーマーとのコラボモデルも定期的にリリース。
特典のステッカーなども付属するので、ゲーミングPC選びの際はコラボ製品もチェックしてみてください。
\ 初心者からプロまで!幅広い層に大人気 /
マウスコンピューター - G-Tune

マウスコンピューターが手がけるゲーミングPCブランド「G-Tune」。
多くのプロeスポーツ選手に製品を提供しており、各種大会シーンでも数多く使用されている信頼のブランドです。
他社と比べて電源ユニットに余裕があるのがG-Tuneの特徴。
パーツ構成の変更や増設がしやすく、拡張性の高いゲーミングPCと言えます。
また、マウスコンピューターは製造工程のすべてを国内で行っているため、品質面でも安心できるのも人気の理由です。
定期的にお得なセール・キャンペーンも開催されているので、高性能なゲーミングPCを安くお得に買いたい方は要チェックです。
\ 安心の国産クオリティ!拡張性が高いゲーミングPC /
【マウスコンピューター】2025年4月最新のセール情報はこちら
フロンティア - Frontier Gamers

フロンティアが展開するゲーミングPCブランド「Frontier Gamers」。
BTOの草分け的な存在として君臨し、1981年の創業から現在に至るまで多くのゲーマーたちから支持を集めています。
ゲームタイトル別の推奨PCはもちろん、初心者セット〜上級者セットなども用意されているので、ユーザーの用途に合わせて最適なゲーミングPCが購入可能。
大手BTOと比較しても安価で高品質なゲーミングPCを取り揃えているので、予算に合わせて細かく選べる点も大きな魅力です。
\ 初心者からプロまで!幅広い層に大人気 /
【フロンティア】2025年4月最新のセール情報はこちら
Ryzen搭載ゲーミングPCに関するよくある質問
Ryzenはやめとけってなんで言われることがあるの?
Ryzenが初めて登場した時期には、当時Intelに最適化されていたPC環境との互換性が完全には確立されておらず、一部で不具合が発生していたことが原因です。
現在ではそのような問題は完全に解消されており、Ryzen製CPUを問題なく快適に使用できるため、気にする必要はありません。
Ryzenのおすすめモデルはどれ?
コストパフォーマンス重視ならRyzen 7 5700Xや7700X、ゲーミング性能重視なら5700X3D・7800X3Dなどの3Dシリーズが現在特におすすめです。
特に3Dシリーズはゲーム特化型CPUとして設計されているため、CPUに負荷の高いクリエイティブ作業を頻繁に行わないユーザーにとっては、非常に高いコストパフォーマンスを実現します。
IntelとAMDのRyzenって何が違うの?
大まかに言えば性能面では大きな差はありません。
細かい違いとしては、Intelは最近発表されたCore UltraシリーズにAI処理に特化したAPUを搭載しており、画像生成などの処理速度が大幅に向上しています。
一方Ryzenは3Dシリーズでゲームのフレームレート(fps)を大幅に向上させることに成功しており、3Dシリーズを搭載したゲーミングPCは非常に高い人気を誇っています。
Intel CoreとAMDのRyzenってどっちがいいの?
特にこだわりなくPCをショップで購入する場合は、正直なところどちらを選んでも大きな違いはありません。
ただし、将来的に自分でPCのスペックをアップグレードしたい場合や、自作PCを組みたいユーザーにはRyzenが圧倒的におすすめです。
その理由は、IntelのCPUソケット規格は頻繁に変更されるため、CPUを交換する際にマザーボードも一緒に交換する必要があり、非常に手間とコストがかかるからです。
RyzenのCPUを使っていて困ることはある?
特にありません。
コストパフォーマンスが高くソケット形状が長期間変わらないため、アップグレードが容易で非常に満足度が高いです。
Ryzenの評判まとめ

Ryzen実際のユーザー評価からも明らかなように、同等スペックのIntel製CPUと比較して性能面でも価格面でも優れたモデルが多く、非常に高い人気を誇るCPUブランドです。
特にゲーミングPC特化型の3Dシリーズは優れた性能を発揮するため、ゲーミングPC専門のBTOショップではRyzen搭載モデルが主流となっています。
自作PCユーザーにとっても、ソケット形状が長期間変更されない点は非常に大きなメリットであり、Intelが方針を大きく転換しない限り、Ryzenはこの先も確固たる地位を築き続けると言えるでしょう。
Ryzenでコスパに優れたおすすめCPU
モデル |
|||
---|---|---|---|
価格 |
34,627円 |
58,456円 |
76,126円(中古は3万円台) |
ベースクロック |
3.4GHz |
4.5GHz |
3.8GHz |
ブーストクロック |
4.6GHz |
5.4GHz |
4.6GHz |
コア数 |
8コア16スレッド |
8コア16スレッド |
12コア24スレッド |
おすすめ用途 |
最新ゲームを60fps以上安定でプレイ |
ゲームを最高画質でプレイ |
動画エンコードなどのクリエイティブな作業 |