
配信ソフトとして人気のOBSを使用する際、どの程度のPCスペックが必要なのか気になる方も多いでしょう。
実際のところ、OBSはどのようなスペックのPCでも基本的には動作しますが、ゲーム実況や高品質な動画配信を目指すなら、グラフィックボード搭載のPCが欠かせません。
配信の内容や用途によって求められるスペックも変わってくるため、まずは自分がどのような配信を行いたいかを明確にしてからPC選びを始めることが重要です。
本記事では、OBS配信に適したPCの仕様要件や、実際におすすめできるPC製品について詳しく説明します。
【厳選!】おすすめのゲーミングPC
モデル | ||||
CPU | Ryzen 5 4500 | Ryzen 7 5700X | Core i7-14700F | Core i7-13700H |
GPU | RTX 4060 | RTX 4060Ti | RTX 4070 Ti SUPER | RTX 4060 |
メモリ | 16GB | 16GB | 32GB | 16GB |
ストレージ | 500GB (Gen4) SSD | 1TB (NVMe) SSD | 1TB (Gen4) SSD | 500GB (Gen4) SSD |
おすすめポイント | 60fpsを維持できる低価格モデル | 60fpsの高画質を安定して維持できるモデル | 動画配信したい方に最適なモデル | 高性能モニターを搭載!ゲーミングノートが欲しい方に最適なモデル |
公式サイト |
>>>【関連記事】VTuberとして活動できるPCスペックまとめ!おすすめモデルと選び方のポイントを解説
OBS配信に必要なPCスペックの詳細

OBS配信用として使用するPCは、基本的にはどのようなスペックでも稼働させることができます。
しかし、ゲーム実況や画質にこだわった配信を行うことを考えているなら、最低でもグラフィックボードを内蔵したモデルを選択することを強く推奨します。
公式が定める動作要件
OS |
Windows 10 20H2 |
---|---|
CPU |
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GPU |
|
メモリ |
4 GBメモリ以上 |
ストレージ |
600 MB以上 |
OS |
11 or higher |
---|---|
CPU |
Intel quad-core以上 |
GPU |
Intel or AMD以上 |
メモリ |
4 GBメモリ以上 |
ストレージ |
800 MB以上 |
上記がOBSの公式動作要件です。
グラフィックボード非搭載のPCでも動作することは可能なため、基本的にはほとんどのPCで問題なく稼働できます。
ただし、最低限の仕様では、ゲームを同時に実行しながらの配信は困難になるため、推奨仕様以上の環境を整えることをおすすめします。
推奨される環境設定
OS |
Windows 11 |
---|---|
CPU |
|
GPU |
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メモリ |
8 GBメモリ以上 |
ストレージ |
600 MB以上 |
OS |
12.5 or higher |
---|---|
CPU |
|
GPU |
|
メモリ |
8 GBメモリ以上 |
ストレージ |
800 MB以上 |
上記がOBSの公式推奨仕様となります。
グラフィックボードを搭載したPCであれば、どのような仕様でも稼働させることが可能ですが、ゲーム実況も行うことを想定するなら、より高性能な仕様が求められます。
Webカメラのみを使用した雑談配信であれば、上記の推奨仕様でも十分対応可能なため、これからPCを購入予定の方には、現在販売されている最も安価なゲーミングPCをおすすめします。
グラフィックボード非搭載PCでの動作について
グラフィックボードが搭載されていないPCでも配信機能自体は使用できますが、ゲームをプレイする際はゲームの動作がスムーズでなくなるなどの問題が発生する可能性があります。
また、推奨仕様においてグラフィックボードの搭載が条件となっているため、ゲーム配信を行わない場合であっても、基本的にはグラフィックボード搭載モデルを選択することをおすすめします。
おすすめのゲーミングPC
GALLERIA XA7R-R46T

- CPU: AMD Ryzen 5 4500
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 4060
- メモリ: 16GB
- ストレージ: 1TB NVMe SSD
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OBSを活用した配信を快適にを楽しむには、専用のグラフィックボードを搭載したゲーミングPCが不可欠です。
上記スペックのPCなら、快適なプレイ環境を確実に実現できます。
具体的な製品としては、「GALLERIA XA7R-R46T」クラスのモデルが、コストパフォーマンスと実用性のバランスが取れた選択肢といえます。
OBS配信向けおすすめPCモデル

それでは、実際にOBS配信に適したPCモデルをいくつかご紹介します。
【低価格&快適】初心者におすすめのエントリーモデル

GALLERIA RM5R-R46
- CPU:Ryzen 5 4500
- GPU:RTX 4060
- メモリ:16GB
- SSD:500GB NVMe
【メリット】
- 低価格ながら安定性が高い
- 高解像度でもカクつきにくい(標準設定で60fps程度のプレイが可能)
- 幅広いPCゲームを問題なくプレイ可能
【デメリット】
- 4K環境(100fpsを超え)には非力
安価なゲーミングPCで配信したいという方におすすめなのがこのエントリーモデルです。
設定を下げることなく、標準設定のままで60fps前後の快適なプレイが可能で、価格も10万円前後とリーズナブル。
コストパフォーマンスに優れた1台と言えるでしょう。
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【次世代ミドル】高画質&高フレームレートで快適プレイが可能なモデル

GALLERIA XA7R-R46T
- CPU:Ryzen 7 5700X
- GPU:RTX 4060 Ti
- メモリ:16GB
- SSD:1TB Gen4
【メリット】
- 最高画質+60fpsで安定動作
- MOD導入時も軽快に動く
- 性能と価格のバランスが秀逸
【デメリット】
- 4K再生(144Hz以上)には対応モニターが必須
高画質かつ滑らかな映像で楽しみたい!あらゆるゲームを快適にプレイしたい!
そんな方におすすめなのがこのミドルスペックモデルです。
高画質設定でプレイしても60fpsを安定して維持できるため様々なPCゲームを高画質&高フレームレートで楽しめる性能を備えています。
そのためには144Hz対応のゲーミングモニターが別途必要になりますが、数年間は高いレベルのゲーミング環境を維持できる、コストパフォーマンスに優れたゲーミングPCと言えるでしょう。
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【なるべく安く配信活動を始めたい方向け】高品質な動画配信にも最適なハイエンドモデル

GALLERIA XA7C-R47TS
- CPU:Core i7-14700F
- GPU:RTX 4070 Ti SUPER
- メモリ:32GB
- SSD:1TB Gen4
【メリット】
- ほとんどのPCゲームが4K60fpsでプレイ可能
- 高画質設定でも120fpsで安定したプレイが可能
- メモリ増設で最高スペックを発揮
【デメリット】
- 144Hz対応の4Kモニター必須
高負荷なVRゲームの配信や、最高画質設定でのゲームプレイを楽しみたい方におすすめのモデルです。
ただし、その性能を最大限に活かすには4K対応や高リフレッシュレートのモニターが必要になります。
また、メモリを32GB以上に増設する必要がありますが、メモリ自体の価格はそれほど高くないので容易にスペックアップできます。
購入時に増設も検討してみてください。
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【ノートPC】場所を選ばずPCゲームを楽しみたい人向けのおすすめモデル

GALLERIA XL7C-R46
- CPU:Core i7-13700H
- GPU:RTX 4060
- メモリ:16GB
- SSD:500GB Gen4
- ディスプレイ:165Hz対応
【メリット】
- ノートPCとしては高水準のスペック
- 165Hzディスプレイ搭載
- 高解像度でもスムーズな描写(標準設定で60fpsのゲームプレイが可能)
【デメリット】
- 標準のSSD容量が500GBと少ない
場所を選ばず配信したい方や、外出先でのOBS配信を考えている方におすすめのノートPCモデルです。
デスクトップに引けを取らない高性能を誇りながら、持ち運びが可能という点が大きな魅力です。
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OBS配信用PC選択時の重要ポイント

デスクトップPCとノートPC、WindowsとMacなど、選択に迷う要素は数多くありますが、それぞれの長所・短所を理解して、自分の用途に最適なものを選びましょう。
デスクトップvsノートPCの比較検討
ノートパソコンの特徴
- 携帯性に優れ、省スペースで設置可能
- 必要な周辺機器が一体化されている
- 拡張性がほぼ存在しない
- 高負荷処理時の発熱が心配される
デスクトップの特徴
- 高負荷な処理に適している
- 拡張性に優れ、パーツ交換も簡単
- 持ち運びはできない
- 周辺機器を別途準備する必要がある
配信専用PCとしては、デスクトップPCとノートパソコンのどちらを選んでも問題ありません。
ノートパソコンは持ち運び可能で設置スペースを取らないため、様々な場所での配信が可能な環境を構築できます。
デスクトップPCは拡張性に優れ、仕様変更も簡単に行えるため、用途の変化に合わせてスペックをアップグレードしていきたい方に適しています。
WindowsとMacの特徴と選び方
Windowsの特徴
- 大多数のゲームタイトルに対応
- 拡張性が高く、好みに合わせた仕様選択が可能
- エントリークラスのコストパフォーマンスはMacに劣る場合がある
- Macと比較してUIや操作の習得難度が高め
Macの特徴
- エントリークラスのコストパフォーマンスが非常に優秀
- 製品ラインナップが限定的で初心者でも選びやすい
- 拡張性がほとんど期待できない
- 大多数のゲームタイトルがOSに非対応
配信用PCのOSについては、ゲーム実況を行うならWindows、コストパフォーマンスを重視するならMacをおすすめします。
Windowsは基本的にほぼ全てのゲームタイトルに対応しているため、ゲーム配信を主目的とする方は必ずWindowsPCを選択しましょう。
Macはエントリークラスのコストパフォーマンスが極めて優秀なため、ゲーム配信を行わない方でコストを抑えたい方におすすめです。
ストレージ選択のコツ
なんかPCの容量が300G位減ってるんだが??と思って色々調べたら
なんかGeForceの方で勝手にゲーム録画する設定になってて、13日の夜から今日までずっと録画していた…。— 89 (@hachi_ku89) June 15, 2025
ゲーム配信の録画を行っていると、いつの間にか大量の容量を消費していることがよくあります。
そのため、録画機能を使用予定の方には特に大容量SSDをおすすめします。
ゲームプレイと同時に録画を行う場合、データの保存や書き込み処理が多発するため、HDDではなく読み込み速度の優れたSSDを選択しましょう。
高画質での録画を行う場合は、録画完了後のデータをHDDに移動して保管する方法も効果的です。
OBS配信・録画に必要な周辺機器

必要な周辺機器一覧
- キャプチャーボード
- モニター
- ヘッドセット
OBSで配信・録画を実施する場合、モニターとヘッドセットは必要不可欠です。
さらに、家庭用ゲーム機の映像を配信したい場合はキャプチャーボードが必要になるため、用途に応じて準備しましょう。
キャプチャーボード
AVERMEDIA AVerMedia LIVE GAMER EXTREME 3

家庭用ゲーム機の映像を配信したい場合はキャプチャーボードが必要です。
SwitchやPS5の映像をPCで直接取り込む手段は存在しないため、PCで配信したい場合は必ず用意しておきましょう。
製品によっては出力フレームレートや解像度に制限があるモデルも存在するため、必ず仕様を確認してから購入する必要があります。
モニター
BenQ MOBIUZ EX240N ゲーミングモニター

OBSで配信を行うなら、モニターは2画面構成にすると非常に便利です。
ゲーム中にOBSを操作したり、YouTubeなどの配信者向け画面を設定する作業は、1画面で行うとかなり操作しにくくなります。
ゲーム用途も考慮して、高フレームレート出力可能で最低でもフルHD解像度対応のゲーミングモニターがおすすめです。
ヘッドセット
Logicool G PRO X ゲーミングヘッドセット

ヘッドセットが配信で必須である理由は分かりにくいかもしれませんが、スピーカーでゲームを行うとマイクがゲーム音を拾ってしまいます。
キャプチャした音声とマイクが拾った音声が重複して聞こえてしまうため、ヘッドセットは必ず用意しましょう。
マイク付きのゲーミングヘッドセットを購入すれば、別途マイクを用意する必要がなくなるためおすすめです。
OBS配信用PCに関するよくある質問

ここからは、OBS配信用PCに関してよく寄せられる質問と回答をまとめて紹介していきます。
OBS配信用ノートパソコンのスペックはどれくらい必要ですか
最低限グラフィックボードを搭載したノートPCが必要となります。
ゲーム実況を行うなら、RTX4060以上のグラフィックボードを搭載したモデルをおすすめします。
配信でノートパソコンを使うメリットはありますか
持ち運びが可能なため、料理配信やカフェでの配信など、携帯性を活かした自由度の高い配信が実現できます。
OBSでPCスペックはどれくらい必要ですか
OBS自体はグラフィックボード非搭載PCでも使用可能ですが、YouTubeやゲームを同時に開くことも考慮するとグラフィックボード搭載のPCが必要です。
メモリは最低でも16GBが必要で、ゲーム配信をするなら32GBあるとより安心できます。
Youtubeなどの配信はPC2台で行った方がいい?
PC2台での配信環境では負荷が分散されるため、安定した画質/FPSで高画質なゲーム配信が行えます。
例えば、「配信ソフトを動かす用PC」と「ゲームプレイ用PC」を分けることで、効率的に各PCのスペックを活かすことが可能です。
実際に、VTuberなどはPC2台体制で活動している方も多くいます。
ただし、PC2台体制にはコストがかかるほか、設置場所のスペース確保も必要になってきます。
そのため、まずは1台体制での配信活動から開始して、軌道に乗り始めてから必要に応じて2台目導入を考える方が賢明と言えます。
>>>【関連記事】VTuberとして活動できるPCスペックまとめ!おすすめモデルと選び方のポイントを解説
OBS配信用ノートパソコンにグラフィックボードは必要ですか
公式動作要件では必須ではありませんが、実用性を考えるならグラフィックボードは必要です。
ただし、カメラのみで雑談配信だけを行う方にはグラフィックボードは不要です。
OBS配信用PCのスペック要件:まとめ

OBS配信用のPCは基本的にはどのような仕様でも稼働させることができますが、ゲーム配信や高画質な配信を実現したいならグラフィックボード搭載PCが必要です。
配信では通常よりも多くのメモリを消費するため、ゲーム配信などでは特に32GBメモリを搭載した環境をおすすめします。
MacでもOBSは使用可能ですが、大多数のゲームがMacOSに対応していない点には注意して選択しましょう。
【厳選!】おすすめのゲーミングPC
モデル | ||||
CPU | Ryzen 5 4500 | Ryzen 7 5700X | Core i7-14700F | Core i7-13700H |
GPU | RTX 4060 | RTX 4060Ti | RTX 4070 Ti SUPER | RTX 4060 |
メモリ | 16GB | 16GB | 32GB | 16GB |
ストレージ | 500GB (Gen4) SSD | 1TB (NVMe) SSD | 1TB (Gen4) SSD | 500GB (Gen4) SSD |
おすすめポイント | 60fpsを維持できる低価格モデル | 60fpsの高画質を安定して維持できるモデル | 動画配信したい方に最適なモデル | 高性能モニターを搭載!ゲーミングノートが欲しい方に最適なモデル |
公式サイト |