Pythonは近年注目を集めているプログラミング言語で、特にAIやデータ分析の分野で活用されています。
実は、PythonはPC上だけでなくレンタルサーバー上でも動作可能!
本記事では、Pythonが使えるおすすめのレンタルサーバーを比較し、選ぶ際のポイントをご紹介します。
Pythonとは
Pythonは、主にAIやデータ分析の分野で用いられる汎用的なプログラミング言語です。算術処理に優れており、機械学習の普及に伴い利用者が急増しています。しかし、Pythonの歴史は古く、AI以外の様々な用途に活用できる言語でもあります。例えば、ウェブアプリやデスクトップアプリの開発、Webスクレイピング、データ分析などに利用されています。また、事務作業の自動化にも役立つ機能が豊富に用意されています。
Pythonが使えるレンタルサーバーの選び方
Pythonに対応したレンタルサーバーを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
- 利用可能なPythonのバージョン
- 好みのバージョンのPythonをインストールできるか
- データベースの利用可否
- cronによる定期的なタスク実行の可否
特に、PythonにはPython2系とPython3系の2つの主要なバージョンがあり、互換性がないことに注意が必要です。また、Python3系でもマイナーバージョンによって動作が変わることがあります。セキュリティ上の理由から、レンタルサーバーではPythonのバージョンが制限されていたり、定期的に更新されたりすることがあるので、バージョン更新後も動作するプログラムを作成するよう心がけましょう。
Pythonが利用できるレンタルサーバー比較一覧
Pythonが使えるレンタルサーバーを7社比較した一覧表は以下の通りです。
エックスサーバー |
シン・レンタルサーバー |
ロリポップ! |
ConoHa WING(コノハウィング) |
さくらのレンタルサーバ |
mixhost(ミックスホスト) |
|
初期費用 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
月額料金 |
1,320円~ |
990円~ |
99円~ |
1,452円~ |
121円~ |
1,980円~ |
CPU |
6コア~10コア |
6コア~12コア |
共用 |
6コア~10コア |
共用 |
共用 |
メモリ |
8GB~16GB |
8GB~20GB |
共用 |
8GB~16GB |
共用 |
共用 |
公式サイト |
各社それぞれで料金が異なるため、目的に応じて最適なレンタルサーバーを選択すると良いでしょう。
各社のサービス内容や料金プランは異なるため、自分の目的に合ったレンタルサーバーを選ぶことが大切です。特にPythonプログラムを実行する際は、CPU・メモリのリソースに注意しましょう。プログラムによってはリソースを多く消費するため、共有サーバーでは安定した実行が難しい場合があります。一定のリソースが保証されているプランを選ぶと良いでしょう。
Pythonが使えるおすすめレンタルサーバー6選
ここからは、Pythonが利用可能なおすすめレンタルサーバー6社を詳しく解説します。
エックスサーバー
国内シェアNo.1のレンタルサーバーで、サーバー速度も業界トップクラスです。割り当てられるサーバースペックが高く、最も安価な標準プランでもPythonが快適に動作します。
CPI NEXTレンタルサーバー
WebサイトとPythonプログラムを1つのサーバー上で連携させたい場合に最適なレンタルサーバーです。WordPressの動作速度が速いのが特徴で、同時にPythonの実行環境も提供しています。
ロリポップ!
コストパフォーマンスに優れたレンタルサーバーで、月額99円から利用可能です。ただし、共有サーバーのためリソースに制限があり、重いPythonプログラムの実行には向きません。シンプルなプログラムを低コストで動かしたい場合に最適です。
ConoHa WING
WordPressに特化した機能を多数備えたレンタルサーバーですが、Pythonの実行にも対応しています。ただし、記載のサーバースペックは目安であり、他ユーザーの利用状況次第では、パフォーマンスが低下する可能性があります。
さくらのレンタルサーバー
大手プロバイダーのさくらインターネットが提供するレンタルサーバーで、手厚いサポート体制が魅力です。レンタルサーバー利用が初めての方や、本番環境での利用を検討している方におすすめです。
mixhost
アダルトサイトの運営も可能で、容量無制限のレンタルサーバーです。月間のアクセス数に応じた料金プランを用意しており、アダルト以外にも大容量データを扱うのに適しています。
無料でPythonが動作するレンタルサーバー
無料でPythonが利用できるレンタルサーバーもあります。ここでは2社を紹介します。
XREA
無料プランと有料プランを提供しているレンタルサーバーです。無料の「FREEプラン」は、公開ページに広告が表示されるため商用利用には向きませんが、個人利用には十分な機能を備えています。
シン・クラウド for Free
シンクラウドの無料版で、広告表示なしで利用可能です。無料プランのためサポートは受けられませんが、有料プランと同等のサーバースペックを備えています。自力での構築・運用が可能な上級者におすすめの高コスパプランです。
レンタルサーバーでPythonを利用する際の注意点
レンタルサーバー上でPythonを利用する際は、以下の点に注意しましょう。
- SSHでの接続が可能か
- 仮想環境(pyenv)の利用可否
- データベースへのアクセス可否
事前にこれらの点を確認しておくことで、プログラム実行時のトラブルを未然に防げます。特に、データベースへのアクセスは、WordPressからのみ許可されている場合があるため要注意です。
よくある質問
レンタルサーバーでAIを動かせますか?
基本的に不可能です。AIの実行には高スペックなサーバーやGPUが必要で、共有レンタルサーバーではリソース不足になります。エッジAIであれば動作する可能性はありますが、大規模なAIは無理だと考えた方が良いでしょう。
Pythonを動かす際の注意点は?
予期せぬ動作によって利用規約違反になる可能性があります。例えば、Webスクレイピングで他サイトから過剰にデータ収集すると、スパム行為とみなされアカウント停止などのペナルティを受ける恐れがあります。事前に利用規約を確認しておきましょう。
まとめ
本記事では、Pythonが利用可能なレンタルサーバーを比較し、選び方のポイントを解説しました。Pythonは多くのレンタルサーバーで利用可能な人気言語ですが、一部無料プランでも利用できるサービスがあります。ただし、利用規約違反には十分注意が必要です。
Pythonのスキルは、プログラミングを学ぶ上で非常に有用です。
本記事を参考に、ぜひPythonが利用できるレンタルサーバーを選び、学習を進めていってください。